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はっしーの「育自」日記

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2児のパパである記者の子育て経験を連載。主に長男の不登園〜不登校(いま小学1年)から得た気づきを書きます。
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2023年11月の記事一覧

小学校入学式ーー〝親子分離〟の60分

「パパとおなじふくをきるよ」2023年2月下旬に臨んだ、進学先の小学校における個別面談でのこと。入学後の付き添い登校を許可してもらった際、さらに「入学式の前日に〝予行演習〟を行いましょうか」との提案もいただきました。 ※個別面談の様子とそれに至った経緯はこちら ↓ 〝予行演習〟という意味は、入学式の準備が整った会場(体育館)を見学し、1日の流れをあらかじめ息子が認識できるようにしてはどうかとの配慮で、僕も「ぜひお願いします」と答えました。 入学式前日の夕刻。僕と妻と息子、

変化のきっかけをくれた娘

「パパ、だいすき」と言ってくれることに今回は「第0話」として、娘(第2子)との思い出を書きたいと思います。息子との歩みが印象に残りがちですが、娘の誕生は、僕に父親としての〝変化のきっかけ〟を与えてくれました。 娘が誕生したのは、2019年11月中旬の早朝でした。産気づいた妻を夜中に病院へ送り、息子を預けていた僕の実家に戻って仮眠していたところ、〝予想に反して〟数時間後に生まれてきてくれました。(息子の時は、陣痛と入院から出産まで約20時間かかったこともあり、もう少し時間がか

卒園式に出席した息子

「ともだちと、おわかれしてくるよ」僕ら親が進学先の小学校を模索していたのと同時期、息子には、ある変化がありました。 幼稚園の年長になって間もなく、2022年の4月下旬から幼稚園に行かなくなった息子。その息子が2023年の年明け、3学期から幼稚園に行き始めたのです。療育の教室に「あきたから」というのと、「ともだちとあそびたい」というのが本人の言い分でした。(飽きたと言うものの、療育の教室は継続して通いました) 当時の僕は、〝え、幼稚園行ってくれるの? やったー〟と思いまし

進学先の小学校を探して

「横でも後ろでも、そばに居てあげてください」2023年の年明けから、僕は新たな部署に異動しました。異動先は、若者世代に関する企画や、デジタル記事を担当する部署です。 誤解がないように書くと、部署によって仕事の価値に大小はありません。皆、魂を削るような思いで制作に取り組んでいます。その上で、異動後は、自分が取材して記事を書くことから離れ、デスク(記事の監修)をやらせてもらうことになりました。 それによって、出張をストップすることが可能となりました。息子の情緒はだいぶ落ち着い

父が僕に送ってくれたエール

「どちらを選んでも、その選択は正しいんだ」「葛藤という言葉は、左から右へ巻く『葛』のツルと、右から左へ巻く『藤』のツルがもつれてほどけないことから、相反する2つのうち、いずれをとるか迷うことを指すんだよね。だから、その2つの概念の明示が必要なんだ」 これは、記事が紙面になる前に日本語のチェックをしてくれる部署の先輩が、かつて私に話してくれたことです。(ちなみに両者のツルの巻き方については、諸説あるそうです) 二回りほど年上の先輩ですが、いつも私の記事を楽しみにしてくれる人で