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はっしーの「育自」日記

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2児のパパである記者の子育て経験を連載。主に長男の不登園〜不登校(いま小学1年)から得た気づきを書きます。
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#仕事と育児の両立

父が僕に送ってくれたエール

「どちらを選んでも、その選択は正しいんだ」「葛藤という言葉は、左から右へ巻く『葛』のツルと、右から左へ巻く『藤』のツルがもつれてほどけないことから、相反する2つのうち、いずれをとるか迷うことを指すんだよね。だから、その2つの概念の明示が必要なんだ」 これは、記事が紙面になる前に日本語のチェックをしてくれる部署の先輩が、かつて私に話してくれたことです。(ちなみに両者のツルの巻き方については、諸説あるそうです) 二回りほど年上の先輩ですが、いつも私の記事を楽しみにしてくれる人で

努力の先にある場所へーー息子のおかげで書けた記事

いつか、もう一度「君のおかげで」と伝えたい僕が取材を担当し、自身の人生の節目ともなった記事は、2022年8月の聖教新聞に掲載されました。パパ、ママ、小学4年の長男と小学1年の次男(当時)の4人家族の歩みを通して、子育てを考えるルポです。紙面の中で大きな文字で表記する「見出し」は、次のような言葉としました。   ・「親と〝学会家族〟で見守る、子どもの成長」(1面のタイトル) ・「日常こそが宝の思い出に」(1面のメイン見出し) ・「多くの人と出会える価値」(1面から続く3面のメイ

創価学会の仲間と息子の交流

「よーし、お兄さんたちとジャンケンしよう」コロナ禍で、2020年春に国の緊急事態宣言が発令される前頃から、創価学会の各地の会館では、会合の自粛がおこなわれました。その後、感染の〝波〟の状況を注視しながら、徐々に会合が再開されました。 2022年の春には対面での会合も増えてきていて、僕は、ほぼ毎回、息子を連れて会合に参加しました。幼稚園への行き渋り・不登園をへて、ちょうど、療育の教室を利用し始めた当時です。教室へ通うパートナーとして、息子に認めてもらいたいーーそのために日々一

僕がメンタルヘルスを崩してーー負担を軽くするのは「生きるため」

幼稚園への行き渋りと不登園をへて、2022年5月から始まった息子の療育。日々一緒に過ごす時間を増やしながら、週1回の療育に付き添う〝パートナー〟として、息子から認めてもらえるようになってきました。 一方で、少し前から、僕自身の体調に変化が出ていました。 息子が幼稚園に入園した2020年。その秋に僕は部署を異動しました。 2007年に入社し、4年半は紙面のレイアウトを担当する部署に、その後の9年間は人物ルポを担当する部署の記者をしてきました。担当したテーマは、障がい、在日外国