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はっしーの「育自」日記

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2児のパパである記者の子育て経験を連載。主に長男の不登園〜不登校(いま小学1年)から得た気づきを書きます。
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#不登園

卒園式に出席した息子

「ともだちと、おわかれしてくるよ」僕ら親が進学先の小学校を模索していたのと同時期、息子には、ある変化がありました。 幼稚園の年長になって間もなく、2022年の4月下旬から幼稚園に行かなくなった息子。その息子が2023年の年明け、3学期から幼稚園に行き始めたのです。療育の教室に「あきたから」というのと、「ともだちとあそびたい」というのが本人の言い分でした。(飽きたと言うものの、療育の教室は継続して通いました)   当時の僕は、〝え、幼稚園行ってくれるの? やったー〟と思いまし

進学先の小学校を探して

「横でも後ろでも、そばに居てあげてください」2023年の年明けから、僕は新たな部署に異動しました。異動先は、若者世代に関する企画や、デジタル記事を担当する部署です。 誤解がないように書くと、部署によって仕事の価値に大小はありません。皆、魂を削るような思いで制作に取り組んでいます。その上で、異動後は、自分が取材して記事を書くことから離れ、デスク(記事の監修)をやらせてもらうことになりました。 それによって、出張をストップすることが可能となりました。息子の情緒はだいぶ落ち着い

療育の教室で聞いた「スモールステップ」

一歩ずつ積み重ねること行政に相談し、息子の「発達の凸凹」について理解とサポートをするため、療育の教室を活用することにした僕たち親子。 2022年5月、教室に通うに当たって、僕と教室長で面談を行いました。紹介された療育の教室は未就学児を対象としているので、関わってもらえるのは、小学校入学までの約10カ月間です。僕と妻、息子、皆の希望(息子の希望は妻から聞いてもらいました)をまとめると、次のような3点でした。 ・将来的に自立できるように、少しずつ一人でできることが増えていってほ

行政のサポートと息子の「発達の凸凹」

「今の時代は何でも早い」という言葉に息子が幼稚園に行かなくなり、さてどうしようかと考えた時に、職場の産業医の方が「行政にしっかり相談するといいですよ」と教えてくれました。 インターネットで調べて、まず電話したのが「子ども家庭支援センター」です。東京の区市町村にある、育児・子育てに関する悩みを聞いてくれるところなのですが、僕としては息子に関することに加えて、〝妻の心が少しでも軽くなれば〟という思いがありました。 それというのも、当時の僕は、出張で全国各地を歩き回って取材をし

息子が幼稚園に行かないと宣言した日

決め手は「無理だと言うことをやらせるな」息子について、幼稚園の年中の時に、担任の先生から言われた言葉があります。 「幼稚園に来ると、すごく一生懸命に、何でも頑張っているんですよ」 年少(入園当初)こそ、よく泣いていたものの、送り迎えをするうちに園バスにも乗るようになりました。年中になっても園に行かない日はあったけど、運動会とかの行事には積極的な一面もあり、幼稚園生活を楽しんでいるようにも見えました。 でも、息子がかなり努力して幼稚園に行っていることは、気付いてました。