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息子よ、おっぱいはウォーターサーバーではありません

こんにちは、すなっちです!
現在、4歳の娘と2歳の息子の育児まっただ中です。子育ては大変なこともあるけれど、全てを笑い飛ばしながら、進んでいきたい。
そんな思いで、今回は「息子の授乳」について書きました。

深夜2時。
息子が「パイパイ…」とささやく時間。
気付いているけれど、気付いていないふりをして、寝続ける私。
けれど、「パイパイ!」という声がだんだんと大きくなり、しぶしぶ起きて、授乳する。
息子はまるで、「お茶!」と言えば、お茶が出てくると思っている、おやじのよう。

一晩で、一回だけならまだいい。この後、4時に起き、5時にも起き、授乳する。
こんな生活が始まって、間もなく3年。
そう、まだ卒乳ができていません!

夜の授乳の何がつらいって、わざわざ体を起こさなきゃいけないこと。
息子が生まれてから、「添い乳をしていると、卒乳が遅くなる」「おっぱいがないと寝られなくなる」「窒息する」等々、インターネットの情報が頭をよぎり、私は添い乳をすることなく、座り直して授乳していました。

生まれて3カ月ぐらいたつと、まとまって寝るとか言いますが、息子は違っていました。 1歳になるぐらいまで、2時間ごとに起きてきたんです。
「起きても、抱き上げないで、そっとしておくと寝るようになる」とも言われていますが、それも当てはまらなかった。そのままにしておくと、泣き声はヒートアップ!

反町さんのイケボに望みを託して

夜間授乳を始め、これで「寝るようになった!」という方法をいろいろと試しましたが、息子は受け付けず・・・・・・。
反町隆史が歌う「POISON」を聞かせると、赤ちゃんは泣き止むと聞き、ドラマ「相棒」で反町さん演じる冠城亘が大好きな私は、あの方のしぶい声に、最後の望みを託しました。

しかし、反町さんの〝イケボ〟は、息子の泣き声にかき消されて、全く効き目なし。
もはや打つ手なし。オーマイガー。
完敗した私は、ずっと泣かれるのは嫌!と、おっぱいを与えたわけです。しかも、毎回、起き上がって、座り直してね。  

そしたら、なんと息子は私が座って授乳する体勢しか受けつけなくなってしまったんです。体がキツすぎて、何度か添い乳を試みました。けれど、「その体勢でおっぱいを飲むのは嫌だ!」と言わんばかりに泣き叫んで、断念。それ以来、添い乳はあきらめて、ハイハイ起きますよ、座りますよ、授乳しますよって感じで、今日まで来ました。

シルクドソレイユなみの柔軟性!?

乳腺炎にも何度もなりました。
乳腺外来の先生に「夜中も座り直して授乳しないといけないんです」と言ったら、「そりゃ大変だ」「でも逆に、添い乳しか無理っていう子もいたな。外でも添い乳で飲ませろって、泣くんだって」という話を聞きました。

外でも添い乳って、どうやってするの? 
シルクドソレイユなみの柔軟性が必要なんじゃ・・・・・・。そんなことを想像しながら、母と子それぞれの形があるのだなと、励まされたものです。

そんなキツいなら、哺乳瓶にすれば?と思った人もいるでしょう。
なんと息子、新生児の頃から哺乳瓶が苦手で、ほんの少ししか飲めなかったんです。

心身の限界を迎えそうになる瀬戸際の中で、私と、私のおっぱいは頑張りました。

その結果ーー。
私たち親子は、乳飲みのプロ(息子)、乳出しのプロ(私)と化したのです。
一人目の時は、授乳する場所を必死に探したり、人の目を異様に気にしたりしていましたが、乳飲みのプロに鍛えられ、私はどこでだって授乳できるようになりました。

抱っこひもの中でも授乳。公園の隅っこでも授乳。(周囲の人が不快に感じたり、迷惑がかかったりしないようには気を付けているので、安心してください)

2歳になる前からは、「おっぱいは家だけだよ」と伝え、なんとか納得してもらえました。たぶん。その分、家では、ごはんを食べて、途中でおっぱい、ごはんを食べて、またおっぱいを繰り返しております。息子にとって、私のおっぱいは、ウォーターサーバーなんでしょうね。最近は、「3歳になったら、パイパイ、バイバイしようね」と伝えています。 でも息子は、「パイパイ、バイバイしなーい」と、いたずら顔で答えます。


卒乳、どうやってするのか。
先輩ママたちに聞くと、ガムテープを貼って、おっぱいを隠した(かゆくなりそう)、 アンパンマンを描いて、「おっぱいがアンパンマンになったよ」と伝えた(何度も描き直す必要がある?)、お風呂に入る時もTシャツを着て、おっぱいを一切見せなくした(もはや修行)等々、尊敬するエピソードばかりです。

卒乳、できるのだろうか・・・・・・。
でも、これだけ、いろんな方法が語り継がれているということは、卒乳も、母と子それぞれの形があるんでしょうね。正解はなくて、みんな、それぞれの形で乗り越えてきたんだ・・・・・・。想像しただけで泣ける。

私と息子のおっぱい道中。
卒乳できた暁には、ビールを飲んでやる!
卒乳とともにその夢がかなったら、私がどんな形で乗り越えることができたか、
また皆さんにご報告できますように。

聖教新聞の記者たちが、公式note開設の思いを語った音声配信。〝ながら聞き〟でお楽しみください ↓

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