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「お菓子、買って」にイライラしていた私。“否定しない言葉”を教えてもらい、ほんの少しだけ変われました

こんにちは、すなっちです! 現在、5歳の娘と3歳の息子の年子育児まっただ中です。子育てや夫婦関係は大変なこともあるけれど、全てを笑い飛ばしながら進んでいきたい。そんな思いで、つづっていきます。

先週、「子どもの大切にしているものを一緒に大切にする」という記事を配信しました。

それを読んだ、子育ての先輩である悠々さんから、次のようなエピソードを教えてもらいました。

「子どもがスーパーで『お菓子がほしい』と言ってきたとき、どうせ買うなら、『パパもほしい』と言ってみたんだ。それを何回か続けていたら、子どもの方から『パパ、大丈夫? パパのお金、なくなっちゃうんじゃないの?』って心配されるようになったんだよ」
 
目からウロコとは、このこと。そんなふうに言ったことがない私は、“なんて素敵な返しなんだ”と感動しました。今度、試してみようと思ったのは、言うまでもありません。


数日後、“その時”は早速やってきました。
子どもたちとスーパーに行くと、息子が「恐竜のお菓子がほしい」と、おねだりしてきました。一呼吸おいて、「ママもそれ、ほしい。おいしそうだよね」と言うと、息子は驚いたような表情を見せました。その後も、終始ご機嫌な様子。

新鮮で不思議に感じた、今回の出来事。私は、息子がどうしてあんな反応をしたのか、自分なりに振り返ってみました。

「ママ(パパ)もほしい」の一言は、子どもの思いを否定していません。それだけでなく、共感もしている。息子は、“好きなモノを見つけたことをママも一緒に喜んでくれた、認めてくれた”と感じて、うれしかったんだろう。そう思いました。

よくよく考えてみると、「今日は買わないよ~」「今度にしようね」といくら優しく伝えたところで、結局は子どもの「買ってほしい」を拒否していますもんね。


新たな発見があり、うれしく思う半面、申し訳ない気持ちも押し寄せてきました。今までどれだけ子どもたちの気持ちを否定してきたんだろうか、と。もちろん何でもかんでも買うことはできないし、子どもの要望を全て聞くことはできません。でも、一言目から「買わないよ」と言う必要はなかったのかもしれないと、反省しました。

一日に何回、「ダメだよ!」と言っているのだろう


自分の言ったことや考えを否定されたら、大人だって、悲しいし傷つきます。でも、今まで、子どもを否定しようと思って、否定していたわけではないことも自覚しています。

たぶん、「ダメなことは、ダメと言わなきゃいけない」とか「ちゃんと育てなきゃ」とか、親としての義務感や使命感、あと、周りの目が気になって子どもにきつく言ってしまう、という感じでした。いつも心に余裕がないことも影響しています・・・・・・。


子どもの思いを「否定しない」で寄り添いつつ、親の思いも伝えた上で、落としどころを見つける。その作業を、前頭前野が発達途中で「我慢」ができない相手に対して、日常の至る場面でやっていく。

くう~、至難の業すぎる・・・・・・。仕事を後輩に教えるより難しい。“修業”としか言いようがありません。


親として、人間として、修行中の身である私。感情にまかせて怒りくるってしまうこともありますが、そんな自分も、まずは「否定せず」、邁進していきたいと思います。

聖教noterである、みやもんが以前、「自分のことを“友達”のように思って接する」と教えてくれました。自分が友達だったら、私はこんなふうに声をかけたい。

「毎日、めちゃくちゃ頑張っているよ! 子どものごはんを用意して、片付けて、お風呂に入れて、洗濯2回してさ。

その間に、子どもの「ママ~!」に応えたり、きょうだいゲンカの仲裁したり。しかも、それを一人でやってるんでしょ。平日も土日もほぼワンオペ。

そんな状況でイライラしない人なんて、いないから! 子どもに甘く、自分にはもっと甘くしてあげよう


この下半期、ますますワンオペ生活が加速すること間違いなしなので、子どもに甘く、自分にはもっと甘くして、なんとか乗り切りたいと思います。