アラフォーママ、園に送り届けるだけで80%の力を消耗します
月曜日の朝は鬼門です。
GWや夏休み、年末年始などの長期休みの後も、心して臨まなければいけません。“何にか”と言うと、子どものグズグズ&イヤイヤに対して、です。
週半ばを過ぎた木曜日あたりは、わりとスムーズにいきます。
今朝(木曜日)も「あと2回行ったらお休みだよ」と伝えたところ、機嫌よく登園してくれました。それだけで、私は1日を気持ちよくスタートできます。
反対に、グズグズ&イヤイヤが激しい時は、ため息が漏れてしまいます。
息子の思いを受け止めたいと、あの手この手を試みますが、うまくいく日もあれば、いかない日もあって・・・・・・。最終的に怒ってしまった日は、自己嫌悪に陥ります。
「もっと違う言い方ができたよな」「大丈夫かな」と考えたり、仕事中でもふとした瞬間に思い出して落ち込んだり。一日中、気分が晴れず、引きずってしまう時もあります。
息子の「なんか変」
息子がイライラするきっかけの一つに、靴下があります。
履かせても、「小指がなんか変」「親指のところがなんか変」とわめくのです。
「なんか変って、何が変なんだよー!」と叫びたくなる気持ちをグッとこらえて、「じゃ、もう1回履いてみようね」とまずは穏やかに伝えます。
何回か履き直しても一向に機嫌は上向きにならず、違う靴下で再チャレンジ。
そんなやり取りを10~15分ほど繰り広げているうちに、「あぁーもうー遅刻する」という焦りが募り、私のイライラ度はMAX間近。
「もう知らないよ!」と爆発する時もあれば、何とか怒りを鎮める時もあります。
そんなこんなで息子との攻防戦を繰り広げ、保育園にたどり着いた時点で、80%の力を消耗しているのです。
それでも笑顔を振り絞り、「大好きだよ」とハグをして、園を後にします。どっと疲れが出て、死んだ魚のような目をして、通勤電車に乗る私。
職場に着いたら、残り20%の力を70%ぐらいまで引き上げるため、甘い飲み物やら、お菓子やらを投入します。
そして、脇目もふらず、全力で仕事をこなし、時に”私に話しかけないでオーラ“を振りまきながら、終業時間まで真剣勝負。足早に職場を去り、子どものお迎え後は、寝かしつけまでノンストップ!
個人的には、「毎日、第三試合まである」と捉えています。
・第一試合:保育園に送り届けるまで(とにかく必死)
・第二試合:仕事(モーレツに仕事をこなす)
・第三試合:保育園へのお迎え後、寝かしつけまで(残りの体力を振り絞る)
おこがましくも、トライアスロン(水泳・自転車ロードレース・長距離走の3種目を、この順番で連続して行う耐久競技)並みのハードさをこなしていると自負しています。
頭では分かっていても
子どものイヤイヤは、成長の証しで、自己主張できるってすごい!と、頭では分かります。親の言うことをいつだって素直に聞く、いわゆる「いい子」になってほしいわけでもありません。でも、やっぱり疲れてしまうのも本音です。
「めちゃくちゃ可愛いけど、めちゃくちゃ面倒くさい」存在――
兵庫県立大学准教授・竹端寛さんは著書『ケアし、ケアされ生きていく』で、娘さんが幼かった頃をこう表現しています。”ほんと、その通りだよ“と心から共感しました。
息子のイヤイヤに翻弄されて、自分を見失いそうになった時、前述の本の、次の部分を読み返して、心を落ち着かせています。
今のところ、息子の「意図」は分かりません。ですが、きっと私に何かを分かってほしいと、心が叫んでいるような気がしています。それが、靴下の「なんか変」という言葉に表れているのでしょう。
息子の「なんか変」をなるべく受け止められるよう、私も親として、もっと成長していかなければ。そんな思いに駆られます。
怒りそうになったら、ゆっくり深呼吸をして、心を落ち着かせる。とともに、自分で自分のご機嫌を取る。工夫しながら、少しでも笑顔の母ちゃんでありたいです。