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【育児日記】父親の「産後うつ」を本気で考えた私の〝育業(育休)〟

お久しぶりです。スラウェシです。
昨年8月に生まれた息子(2人目)との育休中の生活を振り返ってみました。今回は育休取得〜取得後までの心境を語ります。参考になれば幸いです☺️

2022年、小池都知事は「『育業』とは育児休業の愛称です。東京都は、育児は『休み』ではなく『大切な仕事』と考える愛称『育業』の理念を浸透させ、多様な主体と連携して、育業を社会全体で応援する気運醸成に取り組んでいきます」と宣言しました。

その名の通り「家事・育児」は、私にとって〝大切な仕事〟でした。でも職場の同僚の理解や、実家や義実家などのサポートがないと「育業」という〝仕事〟はブラック化すると確信しました。

目まぐるしい毎日の中、2カ月の育休を取得させてもらい、上長や同僚には感謝しかありません。

ただ、復帰した後のことを考えると不安になる。そういったパパは少なからずいると思います。それこそ、自分がそうでした。

私の場合、想像以上に「復帰後の不安」がのしかかり、メンタルが少々やられてしまって。職場に復帰した2024年10月上旬から、謎の動悸がたまに起きています。

なぜ、そうなってしまったのかーー。

ふと考えると、「育業」も普段の仕事と同じように、バランスが大事なのだと思うことが多々ありました。

まず、私の場合、「育業」に関して張り切りすぎてしまったんです。育業中、私はこんなスケジュールで過ごしていました。

「意外とやるじゃん、自分」。時には自らを褒めることも大事と実感

育休を取得した2カ月もの間、全力で(妻からしたら、そう見えないかもしれないけれど)産後の妻のケアと、上の子の面倒や生後まもない息子の面倒を見ていたら、知らず知らずのうちに、見えない負荷が重くのしかかっていったんです。

加えて、社用スマホにくる通知を見てしまっていた。(復帰後のことを考えると、〝話題だけでもついていかないと〟という衝動にかられ、空き時間にチェックしていたんです)

「●●いつ締切ですよね」
「企画書送ります」
「了解です」
などなど……。

いつも気にせず目にしていたやりとりが、心に余裕のない自分にとっては、マイナスにしか作用しませんでした。

「置いていかれる」ような感覚が、まるで〝毒〟のように体をむしばんでいき、育休最終盤にもなると「不安」でいっぱいになってしまったのです。

逆に、見ずにいると、「このまま俺は職場復帰できないんじゃないか」と思うこともあって、誰に相談すればいいかも分からず、抱え込んでしまうことが多くなっていきました。(定期的に上司が連絡をくれたのはシンプルにうれしく、感謝もしています)

〝育業〟復帰後、初めて出社した日は、家を出てから帰宅するまで動悸が鳴り止まなかったのを覚えています。

〝育業〟に入る前は、同僚とランチを共にしたり、出張先では普段とは異なる環境に触れたりして、意外と息抜きができていたのかもしれません。

復帰した環境に自分を慣れさせるために、日記を書いては一人で見返すなど、少しずつ“リハビリ”を行いました。そして、今は本紙や姉妹紙の企画記事に携わり、忙しい毎日を送っています。

ここまでが、私の育休取得〜取得後の生活です。

この期間、やはり一番大事だと思ったのは、育休中の〝息抜き〟です。育休中だからといって、息の抜き過ぎは妻に怒られてしまうので、ほどほどにですが、たまには友達と会ったり、飲みに行ったりすることも大切なのかなと思いました。本気で父親の「産前後うつ」になるんじゃないかと考えるほどだったので。

最近、男性の育休取得率が上がるも、「取るだけ育休」の男性が増えているそうです。産後に女性が産後うつになるのは、献身的な夫の支えがないからなどの理由があがっています。でも逆に献身的すぎると、支える側のパパも病んでしまうので、育休前に、しっかり妻と話し合って自分の役割を決めることが大切です。


そして、
「育児は周囲の力も借り、支え合いながらするもの」だと実感しました。

お読みいただき、ありがとうございました!
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