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「あっという間に育つ」と言われたけど…子どもとの時間が”長すぎ、精神的にもたない”と感じたら考えたい、”相談先”のこと

小学2年と1年の年子の娘を育てています、みやもんです。妻の産後うつもあり、「家族の幸せ」とは何かをよく考えています。今回は、「困ったときの相談先」をテーマに書いていきます。

仕事を終えて社を出てからまもなく、先に帰宅していた長女から携帯電話に着信がありました。

「もしもし、どした?」
「パパ早く帰ってきてね」

長女は小学2年になり、語彙力・読解力が増したせいか、こちらの話に納得できないと、
「パパ、前はこう言っていたのに、今回はちがうよね。それっておかしくない」と鋭く矛盾点をついてきます。

“成長したなあ”と感心しつつ、可愛げがなくなってきた感もあります(笑)。でも、「ここは反省すべきところでしょ」という場面でも御託を並べる時が最近は結構あって、ちょっとしたケンカになることも日常茶飯です。

そんな娘から「早く帰ってきて」と言われると、
(お、早くパパに会いたいのか。しょうがないなあ)と思えてきて、ついニヤリ顔になります。

と、次の瞬間です。
「早く帰ってこないと、パパのケータイで動画編集できないじゃん。んじゃ」

ツー・ツー・ツー

帰路、忙しなく行き交う人々の群れに揺られながら、ふと空を見上げるのでした。


ーーちょっと切ない気持ちになったので、「ただ共有したい」だけでした、はい(笑)。
でも、子どもの成長って、親が思っているよりも本当に早いですね。
“この前、赤ちゃんだったのに、もう29歳なんだけど”と言う親御さんの気持ちが少しわかった気がします。子育ての“いま”を楽しもう、というメッセージを噛みしめていきたいと思います。

ちなみに、このあたりの子育て話については、以下から音声で聞けます↓↓


◼️「自分だけの問題」を「私たちの問題」にしていく

時の流れの速さを感じながらも、一方で子育てするようになってから、「時間が長い」と感じる時もあります。

年末年始が近づき、学校や保育園・幼稚園は休みに入りました。
ゴールデンウイークでも、夏休みでもそうですが、こうした長い休みをシンプルに喜べなくなった自分がいます。子どもたちをつきっきりでお世話せねばならないからです(「〜しなければいけない」思考に、あまりなりたくないのですが)。

かわいいわが子ですが、サポートなしでずっとは、気力・体力ともにきついです。「休みっていうけど、誰にとっての休みだよっ!」と、誰にでもなく叫んだことが何度もあります。

叫びながらダッシュしたこともあります

「何を甘えたことを言っているんだ」と思う方もいるかもしれませんが、家庭によっては、長期の休みで生活が”綱渡り状態”の危機に陥ることも、また事実だと思います。

産後うつの妻と二人の幼な子と暮らしてきて言えるのは、「相談先を増やしておくといいよ」ということです。
家族・親族、職場の上司・同僚、友達、ご近所さんでもいい(まあ、家族・親族だからこそ頼れない時もあるんですが……このあたりは、また別の機会に)。

あとは、悩んでいるご家庭の話を聞く機会があるんですが、思いのほか、公的な相談先を活用していないことが多いなと感じています。
保健所の保健師や、「子育て支援課」などの行政職員、児童相談所の職員、または議員など、もっと気軽に連絡を取った方がいいと思います。

「え、行政とか児相、政治家とか、ちょっと大ごとになっちゃう気がする」と思いましたか?
以前の自分は思っていましたが、相談するようになってから身近になりました。虐待など、何か起きてから(事後)ではなく、「予防」の観点で、検討してみてはどうでしょうか。

「相談しても何も変わらないと思う……」。そう思う方もいますよね。自分もそうでした(苦笑)。
でも、相談しておくと、その場では解決の糸口が見えなくても、「じゃあ、どこ(誰)だったら、いいかな」と相談先も思案して、機会があるごとにアドバイスをくれるようになります

最近も、そのおかげで、スクールカウンセラーさんに相談できました。話をしてきた妻は「おしゃべりできてよかった。いろいろわかった」と言っていました。

年末年始になると休みになる相談窓口もありますが、連携が取れる窓口もあります。
「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」のホームページに載っていた一覧が見やすかったので、ご紹介します。

https://www.savechildren.or.jp/oyakonomikata/anata-no-mikata/soudan/

また、厚労省は、子育てや親子関係に悩んだときに、18歳未満の子どもとその保護者などが匿名で相談できる窓口「親子のための相談LINE」を開設しています。


相談する前、つまり“0歩”の時は「自分だけの問題」だったのが、“1歩”踏み出すと、どんどん「私たちの問題」になっていきます。大きな木も、地中深くに張り巡らされた根っこに支えられて立ってるじゃないですか、そんなイメージです。

悩みや課題を共有して、一緒になって考えてくれる人がいる、という感覚は、人によって程度の差があるかもしれませんが、私にとっては、まあまあ「心の支え」になっています。

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