夜泣き対応しない夫に「かかと落としをしたい」と思ってから数年、ついに”実現”する時が来た!
生まれて初めて、「かかと落とし」をしたいと思いました。
誰に?
マイ・ハズバンド(私の夫)に。
約3年前、私は夜泣きの激しい息子の対応に毎晩追われていました。
その時の様子はこちら。
息子は寝るのが苦手な赤ちゃんだったんです。
第一子の娘は、よく寝る子でした。周りやネットで見聞きするほど、夜泣きも激しくなく、私もよく寝られていました。
「眠れる」
これだけで、子育てに対する心の持ちようは大きく変わると思います。
寝る子は寝るし、寝ない子は寝ない。
今ならそう思えますが、
当時は夜になるのが「怖い」と感じるほど追い詰められていました。
「あぁ、また夜が来た・・・。今晩は少しでも寝てくれますように・・・」
そんな淡い期待は、数時間後には打ち砕かれます。
反対に「今夜もすぐに起きるはずだ!」と強く思った日の方が意外に寝てくれる。
子育てや夫婦関係において、“期待は禁物”ということでしょうか。
ここまで読んで、夫は何してるの?と思ったかもしれません。
夫は寝かしつけをしようとすると、子どもより先に寝てしまうのです。
仕事に学会活動にと駆け回る日々。疲労がたまっていたんだと思います。「夜泣き対応をしたいと思っているけれど、できなかった」が正しい表現でしょう。
でも当時の私は、そんなふうに思えませんでした。
「なんで一番先に寝てんのよ。 しかも気持ちよさそうに」と、何度か本気でかかと落としをしようとしたのです。
夫のおでこまであと5㎝、というところで寸止め。夜泣きに悪戦苦闘しながら、かかと落としをお見舞いしてやりたいという願望をクッションにぶつけました。
ごめんね、クッション。
ちなみに、以前、小児科の先生に取材した際、「夜泣きの声が男性は聞こえにくいとかいう科学的根拠はありません。責任感の違いです」とはっきり言っていました。
おっぱいをあげても、
抱っこをしても、
散歩に出ても、
泣き止まない。
ほんとにつらかったな。
息子は1歳、2歳と成長するにつれて、本当に少しずつ、まとまって寝るようになっていきました。
そんな中、ついに夫は、かかと落としをお見舞いされることになったのです。
私
ではなく、
娘から!
娘の寝相は豪快で、いつの間にそんな端っこに行ったの!?と驚くことが、しばしばあります。私も何度、蹴られたことか。
その日も、私と娘と息子の3人で先に就寝していました。夫が寝室に来た時、私は息子に授乳して、再び寝ようとしていました。
夫は布団に入るとすぐに寝られる人で、あっという間に寝息が聞こえてきました。
すると、次の瞬間、「ぐわっ」という声が聞こえたのです。見ると、娘の足が夫の顔に直撃していました。
「よくやった! 娘よ!」
私は布団の中で、体をぷるぷる震わせて笑ってしまいました。
翌朝、夫は「〇〇(娘)に蹴られて、まぢでびびった」と言うので、「それはびっくりだね」と素知らぬ顔で返しましたが、内心ニヤニヤでした。
翌晩、今度は私が娘からかかと落としを食らったことは夫には内緒です。
かかと落としをされた瞬間、
頭が真っ白になって、かなり痛かった…
笑ってごめんよ、夫。
夜泣き対応ができていない世の中の夫さま、
就寝中のかかと落としにはくれぐれもご注意くださいませ。