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続・わが家のイヤイヤクエスト 〜「食べない」「飲まない」暴れ姫〜

こんにちは。ペンネーム「もう一軒いこうよ」と申します。
3歳のおしゃべりdancin’ガール、1歳の色白愛嬌ボーイ、伸びしろしかない夫と暮らすワーママです。

以前の記事で「3歳1ヶ月でイヤイヤ期のピークが過ぎたように思います」と書きましたが、前言撤回します。その後、最大風速のイヤイヤ期がやってきました。ちょっと油断するとフラグになる現象に名前をつけたい。(「最近風邪ひかなくなったね〜」なんて会話をした直後に発熱したりするのは、うちだけでしょうか)

わが家における、育児の悩みランキング歴代1位は、「食べない」「飲まない」。
最近ママ友とこの悩みを共有できてうれしかったこともあり、娘の食事・偏食について書きたいと思います。

授乳がこんなに難しいものだとは

始まりは生後2ヶ月で粉ミルクを完全拒否したこと。母乳の出が良いわけでもなく、常に乳腺は詰まっていて、もはや痛いことにも慣れてしまっていました。母乳外来で「痛い?」と聞かれても「わかりません…」と答える始末。一日の授乳回数が多くて、ベテラン助産師さんに「お母さん頑張ってるね」と言われた時、産後のお豆腐のようにデリケートなメンタルにしみまくり、泣きながらマッサージしてもらいました。

母乳外来、お世話になりました

試行錯誤の離乳食、私はがんばった…

生後5ヶ月、離乳食を始めると、これまたうまくいかず。
離乳食の指南書によれば、最初のころの食べさせ方について、“下唇にスプーンをトントン。口をあけたらスプーンを水平に入れて…“とあるのですが、いくらトントンしても娘は無反応。
気長にトントンし続けていると、時々ちょっと口を開けるので、「今だ!」という具合にスプーンをシュート!

先の思いやられる離乳食のスタートではありましたが、自分の母の影響で子どもの食事に手をかけることに憧れもあり、やる気は十分。
同じくらいの月齢の子を育てる友達と励ましあって、一緒に講座を受けて栄養について勉強したり、情報交換したり。見慣れない野菜や季節の食材にも挑戦して、100均で選んだ可愛い小鉢を色とりどりに飾るのが毎食の楽しみになっていました。

努力のかいがあったのかはわかりませんが、娘もだんだん大きな口を開けて食べてくれるようになりました。
フルーツ、なかでもバナナが大好きで、
「バーナーナっ♪」
と踊って喜んでくれるのが可愛くて幸せでした。

バナナって1日何本食べていいんだろうと、心配になるくらいバナナ好きでした

方針変更! 思い通りにゃいかないイヤイヤ期

……ところが、2歳を過ぎたくらいから徐々に好き嫌いが出てきました。
「のりとごはん、とってもおいしかった、ありがとう」→可愛い
「(真夏に)いちごたべたいな〜」→手に入らないことを2歳児に説明するの難儀すぎ
「(ちょっとぬるいだけで)あっつ!あっつ!」首ふるふる(拒否)→ご、ごめんなさい

幼児食の講座では「2歳頃から半数が偏食になる」と教わりました。まさにその通りになりました。
食べないと決めたらてこでも動かない娘の意志は強く、フライドポテトやピザやポップコーンを好きになっていきました。結構いろいろ気をつかっていたのに、いつのまにこうなったんだろう…なんて考えている暇もなく「食べてくれるものを食べさせよう!ファストフードでもお菓子でも、食べてくれるなら何でもござれ!」と方針を変更。勉強したこととか栄養とかは、いったん忘れました。

ちなみに、娘は保育園の給食はわりと何でも食べるそうなのです。保育園では食べるけど家では食べないというのは、あるあるみたいです。

3歳半、最近の食卓

現在、娘が食べるラインナップは、以下のような感じです。どんどん食べられるものが減っていて、本音は心配でしかたありません。食べられるものでも、ただし書きが多くて、間違えるとちゃぶ台をひっくり返す勢いで「もう!ご飯食べない!〇〇ちゃん怒ってるからね!!」(腕を組んで口角をこれでもかと下げて)と、ストライキが始まるので要注意。

そっくりのイラスト発見。親は「めっちゃ怒ってるムーブしてるwww」と笑いをこらえる


【娘が食べられる食材リスト】
白いご飯(許可がない限り何もかけてはいけない) 、コーンフレーク、ぶどうパン(マーガリン入り)、麺類全般、ピザ
ミニトマト(切ってはいけない)、コーン、枝豆、お鍋の具のにんじん、
フライドポテト(じゃがいも・長いも・さつまいもなど。スティック状)、
ウインナー、ハム、ちくわぶ、納豆(時々)、ししゃも(時々)、乳製品全般、ゆで卵の白身(殻をむいて出してはいけない)、
スープ(ただし具を入れてはいけない)、フルーツ全般

一般的なお子様ランチで食べられるのはミニトマトとプリン

上記のラインナップ以外のものも食卓には出して、「一口だけでいいから!嫌だったら出していいから!」と必死に交渉して、なんとか一口食べてもらえることもあります。
「アリ」だと、もぐもぐしながら親指を立ててグッドポーズ。
「ナシ」だと、べーっと出します。
こないだは、「ママ、もっとおいしいものが作れたら食べてみるね」と申し訳なさそうに言われました。私、気を遣われたのでしょうか?

先日は、ふりかけご飯とミニトマトしか食べませんでした。これではお腹がすいて眠れないかもと心配で、「バナナ食べる?チーズ食べる?」と食べそうなものを挙げてみました。
なぜか、娘が返事をしないので、私はちょっとイライラして「ねぇ、食べる?」ともう一度聞きました。
すると娘は、「食べたい物語を考えているの」と一言。

もう、爆笑してしまいました。
たぶん、単に「食べたいものを考えてるの」と言いたかっただけだと思いますが、もっともらしく言うので深い意味がありそうで危うく納得しかけました。
彼女の物語の先に、日本や世界のたくさんの美味しい料理を、大切な人と楽しめる未来がありますように。