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上の子との二人時間、プライスレス

こんにちは。ペンネーム「もう一軒いこうよ」と申します。
3歳のおしゃべりdancin’ガール、1歳の色白愛嬌ボーイ、そして、伸びしろしかない夫と暮らすワーママです。

前回の記事(何度でも言うよ「ワンオペ、マジきつい」|聖教新聞公式note __子育て会議)を書いて、自分の退勤後の過ごし方を客観視できました。そして、子どもと過ごす時間が少ないことに、改めてしょんぼりしてしまいました。

改めてというのは、一人目の子の育休を経て復職した時に、「これで良いのだろうか」と葛藤したことがあったからです。
朝は保育園へ送り届けるまでバタバタ、迎えにいって夜寝るまでもバタバタ、子どもの好きなことをして過ごす時間はほとんどとれない。親子の時間ってこんなに少なくていいのだろうかと葛藤しました。
ところが、時が経つにつれ、いつしかその状況に慣れてしまっている自分に気づき、また「これでいいのだろうか」と悩んでいます。

おやすみ前のコミュニケーション

そんな日常の中で、子どもたちそれぞれと1対1で接する寝かしつけは、私にとって貴重な時間です。

息子は、短い絵本を読んだら「おやすみなさい、今日も一日ありがとう。大好きだよ。愛してるよ」と声をかけると、寝ます。

娘は、寝る前に娘が選んだ絵本を読み聞かせします。
だいたい「もう1回」とリクエストがあって、3回ほど同じ本を読みます。
そうしたら電気を消して、少しおしゃべりします。この時は、娘が頭を私のお腹の上にのっけるのが定位置。おしゃべりの内容は、その日の出来事や、童話や、わが家のヒストリー「パパとママの出会い〜ふたりの宝物に出会うまで」(おとぎ話仕立て)などです。
しばらくすると、自然におしゃべりが止んで、いつの間にか娘は眠っています。

娘が私のお腹の上に頭をのせて寝るようになったのは、下の子を妊娠した頃からでした。
お腹に赤ちゃんがいることで、自分がそこにいたことが懐かしくなったのか、はたまたヤキモチか、特に理由はないのか。
子どもとはいえ頭は重いので苦しかったですが、産婦人科の先生から「問題ないですよ」とお墨付きをもらって、娘が「ママ、ぽんぽん来る(ママのお腹の上に行きたい)」と求めてきた時は惜しげもなくわが腹を差し出すようにしました。
下の子を出産したらなくなるかと思いましたが、その習慣はまだ続いています。

赤ちゃんの時あんなに大変だった寝かしつけ。今は幸せな時間に

話せるけど、うまく伝えられない3歳児の心の中

3歳を過ぎて、イヤイヤ期のピークは過ぎたと思っていました。
ところが最近イヤイヤ期とはちょっと違う、ストレスが溜まっているのかもと心配になるような、かんしゃくが数回ありました。

下の子が産まれた後は、
・上の子を優先する
・上の子がやりたいことをできるよう時間や場所を確保する
など、よく言われることは心がけてきたつもりです。
事実、2人目出産後は上の娘のイヤイヤ期が激しく、そちらを対応せざるを得ない面もあり、むしろ下の子をもっと構ってあげるべきなのでは、とよく悩んでいました。

しかし、下の子が1歳を過ぎ、姉弟げんかもそれなりに、さまになってきました。
けんかの発端はほとんど、娘の遊びに加わりたい弟がおもちゃを取り上げるなど、娘の邪魔をすることによります。
おもちゃを取り合う時、弟の力がなかなか強くて驚きますが、それに対して娘が本気で手を出すことはないようです。その様子から、娘の優しさや、乱暴は良くないと理解していることに感心します。
弟ができてから、やはり我慢していてストレスが積み重なっているのかもしれません。

そう思った私は、娘がかんしゃくを起こしたり、大きな声をあげて怒った時には、かえって優しくするように心がけてみました。
抱きしめて、静かなトーンで「〜したかったんだね」と共感する。抱きしめたまま少し待つと、気持ちを切り替えることができるようになりました。(この速度が、イヤイヤ絶頂期より早くなったと思います。なので忙しい時でも待てるようになりました…)

また、娘との1対1の時間をとってみるのも良いかなぁとぼんやり考えていました。

そんな折、娘の保育園のお友達から某テーマパークへ行きませんかとお誘いを頂きました。これは良い機会と、下の子はパパにお願いして、娘と私だけで参加して来ました。
弟が産まれてからは、朝早くから夜寝るまで娘と二人だったのは初めてです。(厳密にはお友達がいるので二人っきりではないのですが。)

プリンセスになりきり娘のテンションは最高潮

ママと娘の特別な一日

果たして感想は、とっっても楽しかったです!!
以前のお出かけでは、安全を確保することに精いっぱいで、楽しさより大変さが勝ってしまうことがありました。特に2人目が産まれてからは「今日も必死だったな」と毎回げっそりしていました。

でも今回、娘とお出かけしてみて、お菓子だけでなくご飯もしっかり食べたり、一人でどこかへ行ってしまいそうにならなかったり、きれいなものをキラキラした目で見つめていたり、娘の成長を全集中で見ることができて、たくさん感動しました。
なんとなく、ママを独占していることで生まれる心の余裕のおかげで、本来できることがきちんとできたのかなと感じました。

上の子との二人時間、とても尊かったです。

帰宅後、夫にそのことを話そうとしたら、夫の方から「今日は息子をずーっと抱っこして、たくさんおしゃべりして本当に幸せだった。初めて『パパ』って呼んでくれた、かも」との感想が。
そして「俺の動きを定点カメラで見てほしかった。てぃ先生もびっくり」の完璧なムーブで自己評価100点のワンオペだったと得意気でした。(保育士てぃ先生が、パパのワンオペを見守りアドバイスしてくれる、NHKEテレ「ハローちびっこモンスター」という番組があるんです)

家族全員の時間も大切だけれど、これからも子どもたち一人一人を尊重する時間をつくっていこうと決めました。

テーマパークの帰り道は電池が切れたように爆睡


おまけ 先日、娘を寝かしつけていた時の会話


娘「ママ、いつまでもずっとずっと愛してるよ。パパも、いつまでもずっとずっと愛してる!」
私「(胸がいっぱいになりながら)ママだってパパだって、ずっとずっといつまでも愛してるよ」
娘「ママ、いつもありがとう」
私「こちらこそ、幸せをありがとう(声を殺してぼうだの涙)」

感謝しているのは、こちらの方です。